アンニョハセヨ?よしかわ語学院の吉川です
現地で受けられる受験生さんには及びませんが
私もセンター試験の韓国語科目を解いてみました。
さすが、けっこうなボリュームですね
全46問で、制限時間は80分でしょうか
記述式ではないものの、のんびり解いていたら間に合わないかもしれません。
あまり難しい表現を求められるわけではなく
国語力をベースにした読解力を求められています。
問題の傾向としては、発音問題やネイティブスピーカーや
それに準ずるレベルの学習者がひっかかりやすい問題が
多いので、TOPIKというよりハングル検定に近いです。
単語等のハングル検定でいうと、3級~準2級レベルかと思われますが
私自身も、定着があいまいだった部分を突かれた問題がこちらです
試験本番で答えられなかったら、どれだけ言い訳したって
ダメですからね。
今回間違えたことをきっかけに、私も覚えなおします。
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設問13 下線部と最も近い表現を4つの中から選びなさい。
소금을 넣는다는 것이 설탕을 넣었다.
1.넣기로 했는데 2.넣으라고 했는데 3.넣으려고 했는데 4. 넣자고 했는데
皆さんはわかりましたか?
正解は 3です。
【解説】
設問の 넣는다는 것이 の部分ですが訳すと
「入れるつもりが」となります。
意図したものと違う結果が後続節に来る時に用いられる表現です。
1.入れることにしたのだが(決心や約束)
2.入れろと言ったのだが(命令形の伝聞)
3.入れようとしたのだが(意図や意向)
4.入れようと言ったのだが(勧誘形の伝聞)
パッと見た感じ、なんだか「伝聞」のようですけど違うので、2と4は外します。
1と3がちょっと紛らわしいですが、3は単なる意図で、1はすでに決定している事項となります。
(ここでは省略されていますが、本来この構文は、先行節で意図した行動とそれがなされなかった後続節の主語が同一でないといけないという制限もあります。)
動詞にのみ接続しますが、語幹にパッチムがあれば는다는 것이となります。
また、会話では 것이 → 게 と縮約されることが多いです。
例)
아침 일찍 일어난다는 게 늦잠을 잤다.
사춘기 아들의 말을 듣는다는 것이 잔소리를 하고말았다.
( 朝早起きするつもりが寝坊した。
反抗期の息子の話を聞くつもりが、小言を言ってしまった。)
こういう試験問題を解くたびに、問題を作成なさる先生方の
ご苦労と、ハイレベルな新入生とまったくの初学者を
同じクラスで教えないといけない大学の先生方のご苦労が
しのばれます。
お時間ある方は、頭の体操に一度解いてみられてもいいかもしれません
せっかくなら、集中力のコンディションを整えてからのほうがいいかと思います。
今日もハングルぽんぐ~る!