第78回よりTOPIKⅡの1時限目の듣기問題の時間に、新しいルールが追加されたそうです。
1時限目は聞取りと作文の2科目の問題が1つの冊子に印刷されたものが配布されるわけですが
試験のやりかたの説明タイム(通称アリランタイム)に
問題冊子を開いてはいけないと通告されたそうです。
おそらく、作文の問題の先読みを禁じたものと思われましたが
教室によっては、該当箇所の音声が流れていない段階で
その先の問題ページを開いてはいけないというルールが試験監督から申し渡されたそうです。
듣기の後半は、私も問題文や選択肢の先読みをして解くので、これができないとなると大きな痛手です。
듣기は一度音声の流れから外れてしまうと、なかなか戻れません。
しかも試験官に逆らうと、その場で退場を言い渡される可能性もあります。
戸惑いながらも受験せざるを得なかった方は本当に大変だったと思います。
受験された方のお話をきいていくと会場や試験官ごとに運用ルールにバラつきがみられたことと
今後のTOPIK指導方針に関わるので、このアナウンスの内容について
韓国TOPIK本部に問い合わせました。
すると、1時限目の듣기時間内に쓰기の問題に目を通す事は、
第3章試験の施行第13条不正行為処理対象及び受験資格制限に該当するとの回答でした。
- 나.각 영역의 시험 시간을 준수하지 않고 문제를 풀거나 답안을 작성하는 행위
↑おそらく、ここのことだと思われます。
要は作文の制限時間守らない(開始前に問題文を見る)ことは不正行為、反則とのことです。
今までなんとなく黙認されていた反則の取り締まりが厳しくなったということです。
しかし、このあたり(開始前に作文の問題文を見る)は明文化されていないので、もう少しすっきりとルール化と運用ルールの徹底を期待します。
それにしても理屈はわかるけど、だったら듣기と쓰기問題冊子分けてくれたら一気に解決するのでは…?
듣기の時間中に、後ろの問題に目を通すことは問題ないはず。
受験者の立場としては、듣기後半は選択肢の先読み必須なので、運用徹底してほしい。
試験監督も、受験者が多かったら、どのページを見てるかまでチェックできないと思うし…
まとめると、この쓰기問題先読み禁止ルールが今後整理徹底されていくと、쓰기は制限時間50分で
初見の問題を解くという原則に立ち返ることになるわけです
やっぱり時間内徹底練習必須!
韓国内でも第78回TOPIKから電子機器の没収や検査基準等、不正行為に対する処罰が厳格化の流れです。
今後も運用ルールには目を通していきたいと思います。